約 22,414 件
https://w.atwiki.jp/shikaeiseishi/pages/15.html
疾患 etc 唾液 1993 唾石症について誤っているのはどれか。 (1) 食事の時に疼痛がある。 (2) エックス線検査が有効である。 (3) 耳下腺に多くみられる。 (4) ウィルスの感染が原因である。 V(^^)V V(^^)V (3) 耳下腺に多くみられる。 (4) ウィルスの感染が原因である。 2000 唾液腺に由来するのはどれか a 粘液嚢胞 b 原始性嚢胞 c 歯根嚢胞 d 術後性上顎嚢胞 V(^^)V V(^^)V a 粘液嚢胞 2000 "次の文で[ ]に入る語句の組み合わせで正しいのはどれか。 唾石症は[①]に生じることが多い。ムンプス(おたふくかぜ)では[②]が腫れる。粘液瘤[③]の排泄障害によって生じる。" a ①耳下腺 ②舌下線 ③顎下腺 b ①顎下腺 ②耳下線 ③小唾液腺 c ①顎下腺 ②舌下線 ③小唾液腺 d ①舌下腺 ②耳下線 ③顎下腺 V(^^)V V(^^)V b ①顎下腺 ②耳下線 ③小唾液腺 2001 唾液腺疾患とその好発部位との組合せで正しいのはどれか。 a 多形性腺腫―顎下腺 b 唾石症―舌下腺 c ガマ腫―耳下腺 d 粘液瘤―口唇腺 V(^^)V V(^^)V d 粘液瘤―口唇腺 2003 唾液が貯留して生じるのはどれか。2つ選べ。 a ガマ腫 b 粘液嚢胞 c 術後性上顎嚢胞 d 含歯性嚢胞 V(^^)V V(^^)V a ガマ腫 b 粘液嚢胞 2004 舌下腺の分布神経が経由するものはどれか 毛様体神経節 翼口蓋神経節 耳神経節 顎下神経節 V(^^)V V(^^)V ○顎下神経節 疾患 etc 顎関節症 2000 顎関節症の症状で誤っているのはどれか a 疼痛 b 雑音 c 嚥下障害 d 開口障害 V(^^)V V(^^)V c 嚥下障害 2001 顎関節症の症状で正しいのはどれか。 a開口障害 b味覚障害 c嚥下障害 d唾液分泌障害 V(^^)V V(^^)V a開口障害 2002 顎関節症の症状で正しいのはどれか。 a 開口障害 b 味覚障害 c 嚥下障害 d 唾液分泌障害 V(^^)V V(^^)V a 開口障害 2005 顎関節症の症状でないのはどれか 開口障害 関節雑音 関節部波動 異常顎運動 V(^^)V V(^^)V ○関節部波動 →顎関節症は、本邦では筋肉の異常か、関節円板の位置異常か、関節包の炎症などになるが、いわゆる化膿して膿が溜まることはない、非感染性の疾患をさすので、波動はない。 2006 顎関節症で正しいのはどれか。 両側には発生しない。 下顎頭の滑走運動が制限される。 下顎頭の吸収像がみられる。 関節円板が化骨する。 V(^^)V V(^^)V ○下顎頭の滑走運動が制限される。
https://w.atwiki.jp/idcos/pages/29.html
注意事項:とりあえず図が解答にさいしていらなそうな問題をのせます。 2000年 婦人科A 推測される図 チャートp104 症例:45歳 3P3G 現病歴:6ヶ月前からの月経過多・月経痛・排尿困難を主訴に来院 入院時所見:WBC7000 RBC320万 Hb7.8g/dl Plt28万 LDH300 CRP0.1mg/dl CA125 25unit 問題A-1 最も考えられる疾患 解答 子宮筋腫(筋層内筋腫) 問題A-2 この症例の場合、まずGnRH(LHRH)アナログを投与するが、その臨床的意義と副作用を述べよ 解答 意義:腫瘍縮小、貧血の改善 副作用卵巣欠落症状、骨粗鬆症 問題A-3 もっとも適する治療は次のうちどれか 1.放射線療法2.エストロゲン投与3.腫瘍核出術4.付属器切除術5.単純子宮摘出術 解答3? 婦人科B 推測される図 チャートp141 症例:46歳 4P4G 現病歴:性器出血を主訴に来院 入院時所見:157cm 52kg 血圧 130/60 腫瘍マーカー CEA 4.0 CA125 30 SCC 6.4 内診所見:膣壁浸潤は下1/3に達し、両側の子宮傍組織浸潤が高度に認められ、骨盤腔にまで達している。膀胱・直腸への浸潤は認められない。 静脈性腎盂造影IVP所見:尿管閉鎖が認められる 胸部及び脊椎X線単純写真に異常なし 子宮内膜細胞診で異常細胞を認めない 問題B-1 病理診断は何か 解答 class V,扁平上皮癌 問題B-2 最も考えられる疾患は何か 解答 子宮頚癌 問題B-3 期別分類は何か 解答 Ⅲb 問題B-4 この疾患に対して使用する 薬剤の副作用を1つ 解答 Bleomycin 間質性肺炎 cisplatin 腎機能低下(末梢神経障害) 問題B-5 治療法 解答 放射線療法 婦人科C 推測される図 アプローチp238 症例:42歳 現病歴:6ヶ月前から時々下腹部痛があり、1ヶ月前から食欲不振、腹部膨満および激しい咳が現れたため来院 内診所見:左下腹部に手拳大の腫瘍を触知 問題C-1 最も考えられる疾患 解答 Meigs 症候群 問題C-2 腫瘍の組織型 解答 線維腫 問題C-3 治療 解答 腫瘍摘出術ー卵巣・付属器摘出術 婦人科D 症例:62歳女性。閉経53歳。1年前から時々ごく少量の不正性器出血に気づいていた。数ヶ月前から下腹部痛と共に膿性帯下があり来院した。双合診にて子宮は小鷲卵大、軟で、両側付属器には異常を認めない。子宮膣部にびらんはない。細胞診で子宮内膜に腺由来の悪性細胞を認めたが、子宮頸管には異常を認めなかった 問題D-1 診断は 解答 子宮体癌 問題D-2 進行期分類は 解答 Ⅰ期 問題D-3 この疾患のリスクファクターは 解答 50-60代、エストロゲンの長期過剰刺激、肥満、糖尿病、未産、不妊症、無月経など 問題D-4 この疾患に行う化学療法は 解答 CAP療法 婦人科E 推測される図 不明 症例:24歳の未産婦、無月経と不正性器出血を主訴に来院。 内診所見:子宮は前傾前屈、超鷲卵大、軟、両側卵巣は軽度腫大。子宮超音波で子宮内に嚢胞状の病変を認める。全部の絨毛が嚢胞化していた。尿中絨毛性ゴナドトロピン(hCG)が1200IU/mlであった。 問題E-1 診断は 解答 全胞状奇胎 問題E-2 適切な治療はどれか 1.子宮内容除去術 2.単純子宮摘出術 3.単純子宮摘出術+両側付属器切除術+リンパ節郭清 解答 1 問題E-3 この疾患の管理は 解答 一次管理:奇胎娩出後の尿中、血中hCGmonitoring 二次管理:絨毛癌の早期発見 婦人科F 推測される図 不明 症例:45歳の女性。腹部膨隆を主訴に来院した。腹部超音波検査で卵巣に単房性の嚢胞を認めた。鼠径リンパ節の腫張があった。遠隔転移は認めなかった。CA125は異常値であった。 問題F-1 診断は 解答 漿液性嚢胞腺癌 問題F-2 進行期分類は 解答 Ⅲc 問題F-3 治療は 解答 1.初回手術:単純子宮全摘+両側付属器摘出術+骨盤及び傍大動脈リンパ節郭清+大網切除もしくは試験開腹(組織型の確認) 2.寛解導入化学療法(TJ) 3.二次的腫瘍縮小手術second look operation 内分泌A 現病歴:18歳女性。月経の発来がないことを訴えて来院した。 既往歴:3歳児に鼠径部の腫瘤を摘出している 所見:体格は女性型。乳房発育は良好。腋毛と陰毛は欠如している。外陰部は正常女性型で、膣は盲端に終わっている。子宮は触知されない。 ホルモン検査:エストロゲン・プロゲステロン投与により子宮消退出血が認められない。LHRH,TRHテストは正常 問題A-1 ホルモン検査所見から、どの部位の障害が考えられるか 解答 子宮性無月経 問題A-2 本症例の染色体検査の核型を述べよ 解答 46XY 問題A-3 本症例の診断名は? 解答 精巣性女性化症候群 問題A-4 3歳時に摘出した腫瘤は何か? 解答 精巣 問題A-5 なぜ鼠径部腫瘤を摘出したのか 解答 放置すると癌化するため 内分泌B 症例:16歳女性 現病歴:両親に連れられて来院。6ヶ月前から月経がみられない。月経は12歳から始まり順調であった。2年前より体重を気にし、食後嘔吐する行動が見られた。本人に病識はない 所見:身長160cm 体重34kg 低血圧 低体温 ホルモン検査:ゴナドトロピン低値、プロラクチン正常、エストロゲン低値。Gn-RHテストにより子宮出血が見られた 問題B-1 ホルモン検査所見から、どの部位の障害が考えられるか 解答 視床下部 問題B-2本症例の無月経の重症度は何か 解答 視床下部性一度無月経 問題B-3 無月経の原因として何が考えられるか? 解答 ストレス 内分泌C 推測される図 エコーでネックレスサインのある図 現病歴・入院時所見等:排卵障害のため、排卵誘発剤の注射を受けている。3,4日前から腹部膨満感があり、今朝から急に腹痛があって来院した。 問題C-1この疾患名をあげよ 解答 卵巣過剰刺激症候群(OHSS) 問題C-2この疾患の入院時の必要な検査をあげよ 解答 血算、電解質、血清蛋白、尿量 問題c-3 この疾患の治療法として正しいものを選べ 1.安静2.ループ利尿剤3.hCG投与4.補液5.ヘパリン投与6.低容量ドーパミン療法7.腹水濾過濃縮再静注法 解答 1.4.5.6.7. 内分泌D 推測される図 アプローチp119? 症例:34歳 4P0G 主訴:4回の自然流産を繰り返したため来院 現病歴:30歳で結婚。4回の妊娠はいずれも超音波検査で胎嚢は確認できたが、胎児心拍は認められなかった。 家族歴:特記すべきことなし。 現症:身長158cm 体重50kg 体温36.7℃ 脈拍82/分、整。血圧124/78mmHg。 内診所見:子宮は前傾前屈、正常大、硬度正常、可動性は良好。両側付属器は触知しない。 問題D-1 本症例の原因精査するには、どのような検査が必要か? 解答 この時点で考えると習慣性流産の精査が必要である。 黄体機能不全(日付診、BBT) 子宮の異常(子宮卵管造影、子宮鏡検査) 自己免疫疾患(抗核抗体、抗DNA抗体、抗カルジオリピン抗体、LACなど) 免疫学的因子(夫婦間のHLA検査) 染色体異常 問題D-2 本症例にたいしてどのような治療を行えばよいか、正しいものを選 1.McDonald手術 2.Kaufmann療法 3.Strassmann手術 4.Le Fort手術 5. Hardy 手術 解答 3. 内分泌E 症例:37歳 0P0G 既往歴:特記すべきことなし 現病歴:結婚後8年たっても妊娠しないため挙児を希望して来院 現症:身長165cm 体重55kg 体温36.5℃ 脈拍72/分。血圧122/75mmHg。初経11歳、月経周期28日型、整。月経血量中等 で月経随伴症状は軽度。全身及び内外性器所見に特記すべきことはない。 問題 以下の検査をする上で適切と思える期間をa-eのうちから選べ。(E1-3) a.全時期b.低温期c.排卵期の前後d.高温期e.月経期 E-1 頸管粘液検査 解答 c E-2 子宮卵管造影 解答 b E-3 子宮内膜日付診 解答 d 問題E-2 本症例の不妊症の原因を検査すべきにあたり、次に行うべき検査を挙げよ 解答 男性因子の検査(精液検査) 内分泌F 症例:34歳 *P1G 主訴:無月経と倦怠感 現病歴:3年前第1子出産時に大量出血があり、輸血を受けた。産後の乳汁分泌は不良であった。授乳中止後も月経の再開を認めていない。食欲はあるが最近体動時に易疲労感を訴える。 所見:血清GH2.8ng/ml, LH0.5mIU/ml, FSH1.4mIU/ml, PRL1.2ng/ml 問題F-1 この疾患の診断名を述べよ 解答 Sheehan症候群 問題F-2 本症例に対して、LHRH負荷試験を行った場合のLH,FSHの反応パターンを記せ 解答 LH hypo-poorのグラフ FSH hypo-poorのグラフ
https://w.atwiki.jp/galeos/pages/467.html
巣状分節性糸球体硬化症は,点在する(分節性の)メサンギウム硬化症で糸球体の全体ではなく一部において(巣状に)起こる。それは,ほとんどの場合特発性であるが,ヘロイン使用,HIV感染,肥満またはネフロン喪失(例,逆流性腎症または腎部分切除)に続発する場合がある。徴候は,蛋白尿の潜行性の発現,軽度の血尿,高血圧および高窒素血症であり,主に青少年に発生するが,若年および中年の成人においても認められる。診断は,病歴,身体診察および尿検査によって示唆され,腎生検によって確認される。治療は,コルチコステロイドと,ときに細胞障害性薬物である。 巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)は今や米国の成人における特発性NSの最も一般的な原因である。特に黒人男性に多い。通常特発性であるが,FSGSは静注麻薬使用,肥満,鎮痛薬性腎症とネフロン喪失を生じる疾患(例,逆流性腎症,腎部分切除)と関連して起こりうる。家族性症例が存在する。HIV関連腎症(HIVAN)は,FSGSと類似の病変によって特徴づけられ,黒人のHIV患者の静注麻薬使用者においてより頻繁に認められる。腎細胞のHIV感染が一因となりうる。HIVANは,HIV感染者において高頻度で発生し,腎疾患を起因するその他の多くの疾患,例えば血栓性微小血管障害(溶血性尿毒症症候群と血栓性血小板減少性紫斑病),免疫複合性糸球体腎炎および薬物誘発性間質性腎炎(インジナビル,リトナビル)および横紋筋融解症(スタチン)などとは鑑別されるべきである。 Focal Segmental Glomerulosclerosis Focal Segmental Glomerulosclerosis (IgM in Mesangium) Focal Segmental Glomerulosclerosis (Blunting and Effacement of Foot Processes) Focal Segmental Glomerulosclerosis (Global Sclerosis) HIV-Associated Nephropathy (Collapsing Glomerulopathy) HIV-Associated Nephropathy (Reticular Inclusions) 症状,徴候,診断 FSGS患者は一般的に重度の蛋白尿,高血圧および腎機能障害を呈するが,無症候性の非ネフローゼ域蛋白尿がときには唯一の徴候のことがある。顕微鏡的血尿がときに認められる。蛋白尿は典型的に非選択的である(サイズと電荷のいずれに関してもろ過バリアーが欠損している)。IgG値はしばしば低下する。診断は腎生検によって確認されるが,糸球体に巣状および分節性の硝子化が示され,免疫染色によってしばしばIgMとC3の沈着が結節状の粗大な顆粒状パターンで示される。電子顕微鏡検査法で,足細胞の足突起にびまん性の消失がみられる。全節性硬化が起こり,糸球体萎縮に至ることもある。 HIVANはAIDSの症状を伴うことがある。診察時に,軽度の高窒素血症とネフローゼ域蛋白尿を含むNSの徴候が,しばしば認められる。腎は腫大し,超音波検査では高度にエコー源性である。顕微鏡検査は,重症度の異なる毛細管虚脱(虚脱性糸球体症)と程度の異なるメサンギウム基質の増加を示す。尿細管細胞は,著明な退行性変化と尿細管萎縮または小のう胞性拡張を示す。間質の免疫細胞浸潤,線維化,および浮腫が一般的に認められる。管状網様封入体はSLEにおけるものと類似し,内皮細胞内に認められるが,より有効性の高いHIV療法により,現在ではまれである。正常血圧と持続的な腎腫大が,HIVANとFSGSとの鑑別に役立つ。 予後 予後は不良である。自然寛解が起こるのは患者の10%未満である。10年以内に患者の50%超で腎不全が起こり,20%においては治療にもかかわらず2年以内に末期腎不全が起こる。成人の方が小児よりも進行が急速である。分節性硬化が尿細管の起点である糸球体の尿細管極に一貫して存在する場合は(tip lesion),コルチコステロイド療法に対するより良好な反応を予測しうる。もう1つの異型では,毛細管壁に皺または虚脱が認められ(虚脱性糸球体症),疾患がより重症で腎不全への急速な進行が示唆される。妊娠がFSGSを増悪することがある。 FSGSは腎移植患者の20〜30%で再発し,蛋白尿はときには腎移植の数時間以内に再発する。FSGSが再発した患者の30〜50%は移植片を失い,リスクが最も高いのは,幼児,疾病の発症後3年未満で腎不全が発現した患者,メサンギウム増殖を有する患者である。 FSGSによるNSを有するヘロイン常用者は,もしこの疾患の早期にヘロイン摂取を中止するならば完全寛解を経験しうる。 大半のHIVAN患者で末期腎不全への急速な進行が1〜4カ月以内に起こる。 Focal Segmental Glomerulosclerosis (Tip Lesion) Collapsing Glomerulopathy 治療 治療はしばしば有効ではない。コルチコステロイド(例,プレドニゾン1mg/kg,経口にて1日1回または2mg/kg,1日おき)を少なくとも2カ月投与することが推奨されるが,一部の専門家は最高9カ月を推奨する。長期の療法で30〜50%の反応率が報告されている。蛋白尿が2週間寛解した後,コルチコステロイドを2カ月以上かけて緩徐に漸減する。続発性および家族性症例は,よりコルチコステロイド抵抗性である。 もしわずかな改善のみが認められるか,または再発したならば,シクロホスファミド(2〜3mg/kg,経口にて1日1回12週)またはシクロスポリン(成人においては5mg/kg,経口にて1日1回または小児においては6mg/kg,1日1回16週)が寛解を誘発する場合がある。コルチコステロイド抵抗性の,進行した原発性FSGS患者はACE阻害薬の長期投与で治療すべきである。代替は,タクロリムス免疫抑制を伴うプラスマフェレーシスである。 HIVANの治療は抗レトロウイルス療法である。基礎疾患であるHIV感染症の制御が腎病変を改善する場合がある。ACE阻害薬は,おそらくある程度の効果はある。コルチコステロイドの役割は十分に定義されていない。透析が通常必要である。
https://w.atwiki.jp/shikaeiseishi/pages/7.html
疾患 軟組織 軟組織 1986 誤っている組合せはどれか。 a ベーチェット病ー外陰部潰瘍 b 潰瘍性口内炎ー混合感染 c褥瘡性潰瘍ー咬傷 d 癌性潰瘍ー周囲の硬結 V(^^)V V(^^)V c褥瘡性潰瘍ー咬傷 1993 軟組織にみられる疾患はどれか。 (1) ドライソケット (2) エプーリス (3) 乳頭腫 (4) 歯根嚢胞 V(^^)V V(^^)V (2) エプーリス (3) 乳頭腫 1999 軟組織に発生するのはどれか (1)粘液嚢胞 (2)類皮嚢胞 (3)歯根嚢胞 (4)術後性上顎嚢胞 V(^^)V V(^^)V (1)粘液嚢胞 (2)類皮嚢胞 1999 誤っている組合せはどれか。 a ターナー歯-乳歯根尖病変 b 上皮真珠-乳児歯槽提 c 地図状舌-ヘルペスウィルス d 無歯症-歯胚の欠如 V(^^)V V(^^)V c 地図状舌-ヘルペスウィルス 2000 口腔底に好発するのはどれか (1) ガマ腫 (2) 類表皮嚢胞 (3) 原始性嚢胞 (4) 多形性腺腫 V(^^)V V(^^)V (1) ガマ腫 (2) 類表皮嚢胞 2003 口底正中部に好発するのはどれか。 a 類皮嚢胞 b 扁平苔癬 c 歯牙腫 d エプーリス V(^^)V V(^^)V a 類皮嚢胞 2004 上顎のみにみられるのはどれか リガ・フェーデ病 ベドナーアフタ ほう出性襄胞 小帯強直症 V(^^)V V(^^)V ○ベドナーアフタ →リガ・フェーデ病は、舌下面の潰瘍でブランディングヌーン襄胞は舌下面の襄胞 次の組合せで正しいのはどれか。 (1) 黒毛舌ー抗生物質 (2) 褥瘡性潰瘍ー不適合義歯 (3) ハンター舌炎ービタミンC欠乏 (4) 智歯周囲炎ー開口障害 V(^^)V V(^^)V (1) 黒毛舌ー抗生物質 (2) 褥瘡性潰瘍ー不適合義歯 (4) 智歯周囲炎ー開口障害
https://w.atwiki.jp/noteethnolife/pages/34.html
Oral Radiology2010 1.切歯管嚢胞(鼻口蓋管嚢胞)がハート型の透過像(→正中にあり左右対称)を示す理由は? 答え 切歯管が鼻腔に向かって二股に分かれるから=切歯管が二股の管だから 2.明らかな嚢胞壁がないものは?=偽嚢胞は?=上皮の裏装がない嚢胞は? 答え 単純性骨嚢胞(=外傷性骨嚢胞、出血性骨嚢胞、弧在性骨嚢胞→いろんな言い方がある)・脈瘤性骨嚢胞・静止性骨空洞 3.静止性骨空洞の特徴は? 答え 下顎骨舌側にある顎下腺などが圧排や迷入して皮質骨が欠損(陥凹)している。50歳前後に多い。治療の対象じゃない。 4.静止性骨空洞のMRI所見は? 答え 欠損部に脂肪があるならT1T2ともに高信号(白い)、顎下腺ならT1T2ともに中信号(灰色) 5.単純性骨嚢胞の特徴は? 答え 骨梁欠損、外傷の既往、単胞性のX線透過像で辺縁はホタテ貝状、角化嚢胞性歯原性腫瘍との鑑別は困難 6.単純性骨嚢胞がホタテ貝状を示す理由は? 答え 単なる骨梁欠損状態だから。 7.脈瘤性骨嚢胞の特徴は? 答え 脈管の拡張が原因、波動ふれることあり、皮質骨は風船の様に膨隆、石けんの泡のような多胞性所見(エナメル上皮腫も似た所見) 8.歯根嚢胞の画像所見は? 答え 類円形の病変、境界明瞭、辺縁にX線不透過像、病変は歯根膜腔と連続、歯槽硬線(白線)消失 9.残留嚢胞の特徴は? 答え 歯根嚢胞で抜歯したあとの病変取り残しが原因、抜歯直後は抜歯窩と連続した透過像で徐々に類円形の透過像へ、境界は明瞭 10.ガマ腫って何?あと、MRIの所見は? 答え ガマ腫は粘液嚢胞で舌下型・顎下型・舌下顎下型があり、舌下型は口腔底を盛り上げてガマ蛙みたくなる。 MRIではT1強調で低信号、T2強調で高信号(水と同じ) 11.リンパ上皮性嚢胞(鰓嚢胞)の好発部位と画像所見は? 答え 好発部位は胸鎖乳突筋の前方 画像所見は、 MRIではT1強調で低信号、T2強調で高信号(水に近い信号) 超音波は、内部エコーは均一で弱い(黒色)、境界明瞭、後方エコーの増強→これらの超音波像の特徴は良性を示す。よって多形腺腫などの良性腫瘍も同じような像になる。また、悪性なら逆の状態になる。例外は悪性リンパ腫=良性のような所見が見られる 造影CTでは、内部は造影されない。また、超音波のPower Doppler法で内部血流は認めない。(嚢胞内に血管が無いから!これが腫瘍なら、ほとんどの腫瘍は血管がカニの足のように広がってるので造影されたりドップラー法で確認できる) これらの画像所見は、ほとんどの嚢胞で同じ所見! 12.類皮嚢胞のMRIと超音波の所見は? 答え MRI T1強調T2強調ともに高信号 超音波:内部エコーを持った=内部エコーが強い(白色)不均一な構造 13.嚢胞や膿瘍の造影CTの所見は、どうなるか? 答え 血管が内部にないので、周辺が一層造影される。 14.歯原性良性腫瘍のうち、歯原性上皮で成熟した線維性間質を伴い、歯原性外胚葉性間葉組織を伴わないものは? 答え エナメル上皮腫、歯原性石灰化上皮腫、腺腫様歯原性腫瘍、角化嚢胞性歯原性腫瘍 15.歯原性良性腫瘍のうち、歯原性上皮で成熟した線維性間質を伴い、歯原性外胚葉性間葉組織を伴わないもので、透過像のなかに不透過像が散在しているのはどれか? 答え 歯原性石灰化上皮腫、腺腫様歯原性腫瘍 16.歯原性良性腫瘍のうち、歯原性上皮で歯原性外胚葉性間葉組織を伴い、硬組織をみるものは?=透過像の中に不透過像がみられるものは? 答え 歯牙腫、エナメル上皮歯牙腫、石灰化嚢胞性歯原性腫瘍など 17.歯原性良性腫瘍のうち、間葉組織で歯原性上皮をみるものは? 答え 歯原性粘液腫、歯原性線維腫 18.境界明瞭な透過像のなかに直線的隔壁を持つものは?=樹枝状の不透過像が透過像内に観察されるのは? 答え 歯原性粘液腫 テニスラケット状とも言う 19.石灰化嚢胞性歯原性腫瘍の特徴は? 答え 埋伏歯や歯牙腫を合併することある、内部の石灰化物は大小不同で散在性もしくは瀰漫性に観察される、ghost cell 20.腺腫様歯原性腫瘍の特徴は? 答え 上顎犬歯部に好発、埋伏歯を伴うことある、含歯性嚢胞と似た所見、石灰化物の形成があるとX線不透過物が観察される 21. 歯原性石灰化上皮腫の特徴は? 答え 埋伏歯を伴うことある、不規則な不透過像を含む単胞性ないし多胞性の透過性病巣、エナメル上皮腫や石灰化嚢胞性歯原性腫瘍との鑑別が必要 22.エナメル上皮腫の所見は? 答え 境界明瞭、再発しやすい、ほぼ多胞性、下顎に多い、皮質骨の膨隆・菲薄化(羊皮紙様感や波動触知) 23.エナメル上皮腫の画像所見は? 答え 単胞型、soap bubble型(多胞型)、蜂巣状、歯根吸収、埋伏歯伴う 24.角化嚢胞性歯原性腫瘍(歯原性角化嚢胞)と原始性嚢胞の違いは? 答え 嚢胞内面の上皮が角化(原始性嚢胞)か錯角化か、内容液が漿液性(原始性嚢胞)かオカラ状か ※原始性嚢胞のなかの40~50%が歯原性角化嚢胞。 また、角化嚢胞性歯原性腫瘍は、裏層上皮が錯角化のものと角化のものがあるが普通は錯角化の方を角化嚢胞性歯原性腫瘍という。角化のほうは予後良い 25.角化嚢胞性歯原性腫瘍の特徴は? 答え 嚢胞壁結合組織に娘嚢胞があり再発しやすい、基底細胞母斑症候群の患者に多発性にみられる、X線では多胞性で辺縁はホタテ貝状、上皮が錯角化だと再発しやすい 26.舌の扁平上皮癌の原発巣の画像所見は? 答え 造影CTで造影される、T2強調画像でやや高信号、腫瘍が大きくなると中央部は壊死を起こし造影されない部分がみられる、Power Doppler USで腫瘍部は血流が豊富である 27.口腔扁平上皮癌のリンパ節転移に認められる画像所見は? 答え 造影CTでrim enhancementがみられる、リンパ節は硬く球形に近くなる(よって、リンパ節のくぼみhilumが消失する)、MRIにおいて造影T1強調画像で高信号、Power Doppler USで腫瘍辺縁の血流が豊富、転移リンパ節は圧痛が無く癒着を示すことがある ※hilum=リンパ門は、正常リンパ節もしくは炎症性のリンパ節腫脹で見られる。ちなみにhilusは昔の言い方。 28.舌癌の放射線外照射の結果として起こる副作用は? 答え 下顎骨髄炎、骨壊死、口腔粘膜の潰瘍、味覚障害、嚥下障害 29.悪性リンパ腫の特徴は? 答え リンパ節の多発性腫大、口腔粘膜に発生する、顎骨中心性の破壊性病変(顎骨内に発生する)、Waldeyer輪に好発、リンパ節にhilumは見られない、血液のがんの1つ ※Waldeyer輪(ワルダイエル輪)は、ノドの奥に見られる扁桃腺が輪状に並んだ部分 30.頭頚部悪性腫瘍の放射線治療について正しいのは? 答え ガンマ線が使われる、術前・術中・術後に使われる、外照射は必要線量を数回に分ける、外照射は4~10Mevの高エネルギーX線を利用、治療可能比1以上が対象(1も含む) 31.舌癌の放射線治療について正しいのは? 答え 放射線感受性が中等度である(中等度なら放射線治療はファーストチョイスにならないが、舌の機能を維持するために放射線治療を行う)、術前照射(手術併用照射)は30~40Gy程度、放射線治療単独なら50~70Gy、初期の舌癌T1やT2はガンマ線による組織内照射は有効、T4まで進むと放射線単独ではむずかしく併用療法を行う 32.ベルゴニエ・トリボンドーの法則の特徴は? 答え 細胞分裂期間(M期)が長いほど放射線感受性は高い、未分化な細胞ほど感受性は高い、細胞分裂の頻度が多いほど感受性は高い 33.放射線感受性の高い組織は?また、低い組織は? 答え 高い:口腔粘膜、骨髄、唾液腺、リンパ組織など 低い:筋肉、脂肪、神経、結合組織 34.放射線治療で使われる放射線は? 答え 間接電離放射線:X線、ガンマ線 直接電離放射線(荷電粒子線):電子線、陽子線、重粒子線 35.放射線治療における陽子線の特徴は? 答え 腫瘍細胞をピンポイントに狙えて正常組織に影響が少ない、浸潤していない初期の癌に特に有効、ブラッグピークBragg peakを示す ※Bragg peakは陽子線やα線などの重荷電粒子線が物質を通過する時に見られるもので、停止する直前にエネルギーが最大になって、その後、急激にエネルギーが0になるということを示す。この性質は放射線治療おいて非常に重要である。 36.顎骨の打ち抜き像Punched out appearanceが見られるのは、どのような状態か?また、代表的な疾患は? 答え 状態:皮質骨内側から外側にいたる鋭利的破壊 疾患:顎放線菌症、多発性骨髄腫(Bence Jonesタンパク尿が見られる。血液のがんの一つ。)、Histiocytosis X(ランゲルハンス細胞組織球症) 37.顎放線菌症の特徴は? 答え 咬筋に波及して板状硬結、皮質骨を破壊して打ち抜き像、原因菌はグラム陽性のActinomyces Israeli 38.骨膜反応とは?また、その反応を示す疾患は? 答え 病変の刺激により皮質骨の外側にある外骨膜が押し上げられ、骨膜内側から新しく骨が作られる(骨膜下化骨が起こる)こと。骨内から皮質骨を破壊し、骨膜を皮質骨から剥離する骨内病変。 悪性腫瘍(骨肉腫など)、良性腫瘍(類骨骨腫、骨膜下血腫など)、骨髄炎、外傷による出血、代謝性疾患 39.骨膜反応の例をあげよ。 答え Codman三角(長管骨の骨肉腫に見られるもので、三角形の骨新生像、顎骨にはあまり見られない)、sunray effect旭日状所見(放散型の細長いトゲ状の骨新生像。骨肉腫を示唆する)、スピクラ(トゲっていう意味の英語で、骨肉腫に良く見られる) 40.Garre氏骨髄炎の特徴は? 答え 骨膜下化骨を起こす、小児や若年者に発生、顎骨変形を起こす(顔面の非対称)、下顎の根尖性歯周炎や抜歯窩からの感染が多い、骨硬化所見(骨新生)、玉ねぎの皮状所見(骨膜反応の1つ)、非化膿性炎 41.骨破壊性の急性顎骨骨髄炎が発症しやすい人は? 答え 高度糖尿病患者(易感染性)、顎骨への放射線治療患者、ステロイド長期服用患者、ビスホスホネート長期服用患者(BRONJ)、免疫抑制剤服用患者 42.骨肉腫の画像所見は? 答え 造骨性変化、骨破壊性変化(骨融解性変化)、旭日像、codman三角、スピクラ ※歯根吸収は見られない!!! 43.顎関節円板をMRIで見ると、どんな形? 答え 蝶ネクタイ状 44.関節円板を非侵襲的に画像化できるのは?=被曝や疼痛なしで観察できるのは? 答え MRI よって、MRIが登場してからは、それまで使われた顎関節造影が唯一の検査だったけど使われなくなって、MRIで検査するようになった。 45.顎関節造影X線検査が唯一、MRIに勝る点は? 答え 関節円板の穿孔や断裂また癒着を画像化できる。 よって、これ以外の目的ならMRIを使う。 46.顎関節造影に使う造影剤は? 答え 非イオン性ヨード製剤 47.関節円板を3つの部分に分けると??またその中で、閉口時に下顎頭から12時の位置にある部分と10時の位置にある部分は? 答え 前方肥厚部、中央狭窄部・後方肥厚部。12時の位置にあるのは後方肥厚部、10時は中央狭窄部。 48.顎関節の診査に利用されるのは? 答え 経頭蓋側斜位撮影=シューラー法、経咽頭側斜位撮影、眼窩下顎枝方向撮影=オルビトラムス法、パノラマX線撮影、パノラマ顎関節撮影、断層X線撮影、X線造影、CT、MRI 49.顎関節のT2強調MR画像で下顎頭(関節突起)の前に高信号の白い像があったら、何を疑うか? 答え 滑液貯留(Joint effusion) 50.顎関節のX線造影を使うとしたら、どんな病変を調べるときか? 答え 関節円板の穿孔(perforation)もしくは関節円板の癒着 51.上顎洞根治手術のX線所見は? 答え 鼻腔の拡大、上顎洞の狭小化=上顎洞前壁陥凹、上顎洞底線の不鮮明化や挙上、頬骨弓後面(パノラマ無名線)の変化=頬骨弓後面の内方陥凹 52.上顎洞癌で出現するX線所見は? 答え 上顎洞壁の破壊、上顎洞のX線不透過性亢進、骨破壊像 53.歯性上顎洞炎の診査に有効なのは? 答え CT、口内法 54.副鼻腔で炎症が起きやすいのはどれか? 答え 上顎洞が1番で、次が蒒骨洞 ※副鼻腔(上顎洞、蒒骨洞、前頭洞、蝶形骨洞)は自然孔で鼻腔と繋がっている。 55.上顎部で悪性変化が出現しない部位は? 答え 上顎歯髄 56.歯原性上皮=外胚葉性組織に由来する組織は? 答え エナメル上皮、歯堤、エナメル器、歯胚 ※歯胚は、エナメル器・歯乳頭・歯小嚢の3つの要素から構成される。 57.歯原性外胚葉性間葉組織に由来する組織は? 答え 象牙質、セメント質、歯乳頭(歯髄)、歯小嚢(歯根膜) 58.顎関節部の骨折を診査する方法は?その中で、開口制限が出ていたら使えないのは? 答え 経頭蓋側斜位撮影=シューラー法、経咽頭側斜位撮影、眼窩下顎枝方向撮影=オルビトラムス法 使えないのは、眼窩下顎枝方向撮影=オルビトラムス法 59.オトガイ部を強くぶつけた場合、考えられる骨折部位は?また、それぞれの骨折の種類は? 答え 下顎骨正中部(直達骨折)と関節突起頸部(介達骨折) 60.下顎骨の骨折が疑われた。骨片の頬舌的偏位の有無を撮影する方法は? 答え 咬合法 61.ゴルフボールが眼にあたった。考えられる骨折と症状は? 答え 吹き抜け骨折blow-out fracture(眼窩底骨折とも言い、上顎洞の上壁が折れてる) 脂肪組織が上顎洞内に逸脱、眼球の運動障害(下直筋または下斜筋が骨折部位に挟まり、上に動かない)、複視(ものが二重に見える) 62.頬骨骨折の画像検査は? 答え Waters法 63.顎骨の病変で近接する歯を偏位させる所見が表れるのは、どのような性質か? 答え 良性腫瘍(角化嚢胞性歯原性腫瘍やエナメル上皮腫など)や嚢胞であることを示す、ゆっくりと発育する性質、弱い力を周囲に作用させる性質 64.顎骨の病変で歯根を吸収する所見が表れるのはどういうことか? 答え やや強い力を周囲に作用させ膨隆性発育を表す良性腫瘍や嚢胞でみられ、悪性腫瘍ではほとんど見られない。よって、根吸収があると悪性の可能性が低くなる。※悪性腫瘍なら、急速に発育し歯根吸収ではなく浮遊歯となる。 65.慢性硬化性顎下腺炎(腫瘍じゃないけどKuttner腫瘍)の唾液腺造影所見は? 答え 主導管の軽度拡張と末端導管の消失 66.シェーグレンと良性リンパ上皮性疾患(ミクリッツ)の違いは? 答え 後者は、口腔乾燥なし・唾液腺は一部が変化・点状陰影は必ずしも見られない 67.良性リンパ上皮性疾患(ミクリッツ)の造影所見は? 答え 斑紋状陰影欠損像、末梢導管の消失 68.(Branchless) fruits-laden treeもしくはCherry blossom patternの造影像を示す疾患は? 答え シェーグレン ※リンゴのような実がなっている木に似た造影像が見られる。また、症状が進むと木の枝がなくなり実だけが浮いているように見えることもある。 69.シェ―グレンの診断に必要な検査は? 答え ガム試験→口の乾燥を見る、シャーマー試験・ローズベンガル試験→眼の乾燥を見る、99mTcO4ー唾液腺シンチ(集積像の低下がみられる)、唾液腺造影、口唇生検、血液検査(抗SS-A,抗SS-B抗体) 70.Ball-in-handの造影像をしめす疾患は? 答え 唾液腺腫瘍(特に顎下腺の多形線種など) 71.末端拡張所見の造影像を示すのは? 答え 小児再発性耳下腺炎(慢性再発性耳下腺炎) ※シェーグレンも慢性再発性耳下腺炎(小児再発性耳下腺炎)も小円形陰影(白い粒)が見られる。ただし、シェーグレンのほうが粒は多い。 72.唾液腺症の造影所見は? 答え 毛髪様所見(前後方向の耳下腺造影像) ※唾液腺症(唾液腺肥大症)とは、非炎症性・非腫瘍性の唾液腺腫脹。 73.99mTcO4ーシンチグラフィで強い集積像を示す耳下腺腫瘍は? 答え ワルチン腫瘍、オンコサイト―マ 74.唾石の診断に使う検査は? 答え 咬合法、唾液腺造影、パノラマX線、CT、超音波検査 75.唾液腺の腫瘍の特徴は? 答え 良性腫瘍で多いのは多形腺腫、悪性なら腺様嚢胞癌、好発部位は大唾液腺なら耳下腺と小唾液腺なら口蓋腺、小唾液腺と舌下腺由来の腫瘍は悪性多い、耳下腺は8割良性で顎下腺は6割良性 76.耳下腺内部に見られる組織は? 答え 脂肪、リンパ節、顔面神経の枝、下顎後静脈 ※耳下腺は咬筋と接している。 77.IVR(Interventional Radiology)の特徴は? 答え X線、MRI、CT、超音波、内視鏡などの画像情報をガイドとして使いながら外科手術を行える(手術の前に画像検査することではない!!術中に使う。)、基本的に全身麻酔の必要がなく最小限の侵襲で終われる ※interventionalは介入とか間に入るという意味 78.嚥下造影検査で使う造影剤は? 答え 硫酸バリウム希釈液、硫酸バリウム含有クッキー(ヨーグルト、おかゆ)、非イオン性水性ヨード造影剤など ※油性=イオン性、水性=非イオン性 79.嚥下運動の分類は? 答え 先行期(認知期)、準備期(咀嚼期)、口腔期、咽頭期、食道期 80.食物が喉頭へ侵入するが声門は越えず排出されることを何と言う?また、声門を越えたら何と言う? 答え 喉頭流入、誤嚥
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/1523.html
H 膵癌 102D39 57歳の女性。背部痛を主訴に来院した。3か月前からの背部痛が徐々に増強している。臍上部に径約5cmの硬い腫瘤を触知する。腹部造影CTを別に示す。 治療として適切なのはどれか。2つ選べ。 a 抗癌化学療法 b 動脈塞栓術 c 放射線治療 d 膵頭十二指腸切除 e 膵体尾部切除 ○ a × b ○ c × d × e 正解 ac 100B31 膵管の拡張を伴うのはどれか。 a 輪状膵 b 急性膵炎 c 膵体部癌 d 膵内分泌腫瘍 e 漿液性嚢胞性膵腫瘍 × a × b ○ c × d × e 正解 c 100F30 69歳の男性。2か月前から持続する背部の鈍痛を主訴に来院した。腹部と背部とに異常を認めない。腹部造影CTを別に示す。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (100F30.jpg) 診断に有用な腹痛マーカーはどれか。 a AFP b CA19-9 c SCC d NSE e PSA × a ○ b × c × d × e 正解 b 診断 膵体部癌 99G29 60歳の女性。1週前から上腹部痛が出現したため来院した。腹部は平坦であるが,心窩部に圧痛を認める。血清生化学所見:総ビリルビン 1.4mg/dl,AST 65単位,ALT 75単位,アルカリホスファターゼ 1250単位(基準 260以下),γ-GTP 450単位(基準 8~50)。CA19-9 265U/ml(基準 37以下)。ERCP写真を別に示す。 考えられるのはどれか。 a 肝門部胆管癌 b 胆嚢癌 c 総胆管癌 d 膵頭部癌 e 十二指腸乳頭部癌 × a × b × c ○ d × e 正解 d 診断 膵頭部癌
https://w.atwiki.jp/polycystic_kidney/pages/3.html
更新履歴 取得中です。
https://w.atwiki.jp/polycystic_kidney/pages/6.html
更新履歴 @wikiのwikiモードでは #recent(数字) と入力することで、wikiのページ更新履歴を表示することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_117_ja.html たとえば、#recent(20)と入力すると以下のように表示されます。 取得中です。
https://w.atwiki.jp/polycystic_kidney/pages/10.html
関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
https://w.atwiki.jp/shikaeiseishi/pages/12.html
疾患 顎骨 顎骨 1986 歯根嚢胞の所見で正しいのはどれか。 a エックス線の不透過像 b 歯髄の炎症性細胞浸潤 c 歯槽骨頂の水平性吸収 d 嚢胞壁の重層扁平上皮 V(^^)V V(^^)V d 嚢胞壁の重層扁平上皮 1990 次の疾患のうち顎骨内にみられるのはどれか (1) エナメル上皮腫 (2) 歯牙腫 (3) 乳頭腫 (4) セメント質腫 V(^^)V V(^^)V (1) エナメル上皮腫 (2) 歯牙腫 (4) セメント質腫 1992 顎骨内にみられる疾患はどれか。 (1) 歯根嚢胞 (2) カンジダ症 (3) 乳頭腫 (4) 歯牙腫 V(^^)V V(^^)V (1) 歯根嚢胞 (4) 歯牙腫 1994 歯原性病変に属するのはどれか。 (1) 歯根嚢胞 (2) 舌癌 (3) ベーチェット病 (4) エナメル上皮腫 V(^^)V V(^^)V (1) 歯根嚢胞 (4) エナメル上皮腫 1999 顎骨内に生じる嚢胞はどれか。 (1)歯根嚢胞 (2)ガマ腫 (3)類表皮嚢胞 (4)含歯性嚢胞 V(^^)V V(^^)V (1)歯根嚢胞 (4)含歯性嚢胞 1999 エックス線透過像を示すのはどれか (1)歯牙腫 (2)歯根肉芽腫 (3)エナメル上皮腫 (4)骨腫 V(^^)V V(^^)V (2)歯根肉芽腫 (3)エナメル上皮腫 2001 歯根嚢胞について正しいのはどれか。 (1)慢性に経過する (2)生活歯に生ずる (3)内部は充実性である (4)コレステリン結晶を含む V(^^)V V(^^)V (1)慢性に経過する (4)コレステリン結晶を含む 2001 顎骨内にできるのはどれか。 aガマ腫 b歯原性嚢胞 cエプーリス d唾石 V(^^)V V(^^)V b歯原性嚢胞 2002 顎骨内にできるのはどれか。 a ガマ腫 b 歯原性嚢胞 c エプーリス d 唾石 V(^^)V V(^^)V b 歯原性嚢胞 2004 根腺性歯周炎が原因で生じるのはどれか 歯根襄胞 含歯根性襄胞 原始性襄胞 術後上顎襄胞 V(^^)V V(^^)V ○歯根襄胞 2005 顎骨内に発生する襄胞はどれか 鼻歯槽襄胞 鼻口蓋管襄胞 歯根襄胞 粘液襄胞 V(^^)V V(^^)V ○鼻口蓋管襄胞 ○歯根襄胞 →鼻歯槽襄胞が軟組織で、鼻口蓋管襄胞が硬組織なのは、頻出問題。 不明 次の疾患のうちエックス線撮影像で不透過像として写るのはどれか。 (1) 歯牙腫 (2) セメント質腫 (3) ガマ腫 (4) 骨腫 V(^^)V V(^^)V (1) 歯牙腫 (2) セメント質腫 (4) 骨腫